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シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイドの噴水(その1)

シャンゼリゼの噴水


作家名: ルネ・ラリック
作品名: シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイドの噴水
制作地: フランス
制作年: 1926年
技法・素材: プレス・ガラス、サンド・ブラスト、カット・ガラス、
       カーヴィング、ニッケルメッキ
サイズ: H290.0×上部泉水盤直D145.0×底部D232.0cm
作品番号: D-026


1926年10月1日、パリのシャンゼリゼ通りに作られた「シャンゼリゼ・
ショッピング・アーケイド」のオープニング・セレモニーが盛大に
行われました。3千人の招待客を招いて開かれたこのセレモニーには
フランスを代表する著名人が招かれました。起案者であるレオナール・
ローゼンタールとともに人々を迎え入れたのは、総工費6千万フラン
以上に上った優美な建物と、アーケイドに並んだ、ルネ・ラリックに
よる一対の壮大なガラスの噴水でした。

飛騨高山美術館が収蔵するこの噴水は、当時ここに設置されていたうちの
一点で、これはシャンゼリゼのギャラリー・リドという回廊形式のパティオの
取り付けられていたものです。

シャンゼリゼを再開発し、当時流行のショッピング街であったヴァンドーム
広場やオペラ座付近に対抗するために造られたこの回廊の上には、広さ2,500屐
6階建てのオフィスとホテルが建てられておりました。

当時パリで巨匠と呼ばれた、シャルル・ルフェーブルの設計によるこの
アーケイドは、奇抜なホールと両脇に並ぶ100mほどの遊歩道、高い天井、
至る所に施された金属細工、鉄のバルコニー、ピカール親子による玉虫色に
輝く2枚の大きなステンド・グラス、そしてジャコッポツィの演出による
すばらしい照明が調和した優雅な空間でした。ラリックのこの噴水は、
豪華なショッピングモールのインテリアにふさわしいもので、まさにこの
アーケイドのモニュメントとして壮大なスケールを誇り、モチーフを様式化する
類まれなるラリックの才能が見られるアール・デコ期の最高傑作といえます。

アメジスト色のガラスと金属による、この噴水塔の4つの側面には、アーカンサスの
葉のレリーフがあしらわれて、段の付いたガラスパネルが取り付けられています。
そして台座上部は、ガラスのシャフトと俯いた女性立像によって囲われており、
彼女らの波打つ長い髪は足下まで伸び、魚がしっかりと抱きかかえられています。
これらは水をイメージする「泉の源(Source de la Fountaine)」として知られて
いる彫像です。

at 10:42, 向井公規, 所蔵作品紹介

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